ティンカーベル(パイレーツフェアリー)の衣装を作ってみる
2014年にJakks Pacificというメーカーから出た、
「パイレーツフェアリー」シリーズのDXドール・ティンクの衣装を作ります。
洋裁知識のない素人が試行錯誤する様子を書き留めた記事です。
今回作成する衣装は、ディズニーハロウィン期間の仮装可能リストの対象外の可能性がございます。
パークでの仮装の際は、各自公式サイトやインフォメーションでの確認をお願い致します。
材料
- リエールジャガード
- チュールパニエ(既製品)
- ボタン(10個)
- コード
- レース(金)
- 接着芯
- みやこ染
- リエールジャガード
メインの紫色の生地は、リエールジャガードを使用しました。
ドールパッケージ裏側のイラストに描かれた模様が、リエールジャガードを彷彿させたのです。
- みやこ染
ポリエステルダイではなく、コールダイホットを使用したのですが、結果やいかに…。
ティンク(パイレーツフェアリー版)作り方
まずはじめに、「パイレーツフェアリー」とはなんぞや、を伝えさせてください。
「パイレーツフェアリー」とは
2014年に米国のJakks Pacificというメーカーから発売された、ファッションドールの商品シリーズ名です。
「パイレーツフェアリー」という一連のシリーズで、複数のドールが製造されました。
発売時期とキャラクター
「パイレーツフェアリー」は、ディズニー・フェアリーズのシリーズ5作目、
「ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船」の公開時に発売されました。
アニメ本編には出てこない、ドールオリジナルの海賊風衣装を着ています。
ティンク、ザリーナ、ロゼッタの他に、ペリウィンクルもラインナップに含まれています。
ペリはアニメ本編ではティンク達と行動を共にしていませんが…笑
バージョン
Jakksのドールは同じテーマ(今回でいえば「パイレーツフェアリー」、ほかに「ピクシーパーティー」など)で
廉価版・豪華版・2体セット版、複数体セット版…と、いくつかバージョン違いが発売されていました。
今回作成する衣装は、豪華版(DX版)のものです。
余談
この商品、なぜかパッケージのキャラクター名の表記が「ティンカー・ベル」ではなく愛称の「ティンク」です。
パッケージのどこにも正式名称が書かれていません。
ぜーんぶ「ティンク」なのです…。
… と、これだけつらつらとうんちくを並べましたが、わたくし、このパイレーツフェアリーのティンク、
所持していません!!!
Jakksのパイレーツフェアリーのティンク、
playmateのアライバル・ティンク、
そしてディズニーストアのガーデンパーティ、 この3つをずっと探しています… 。
下準備
まずは、海賊衣装の作りを確認します。
ヘタリア育ちのわたしは、海賊と聞くとまず「アーサーとアントーニョの海賊衣装」を思い浮かべます。
てことで意気揚々と「ヘタリア 海賊 衣装」で調べました。
結果、あまりの豪華絢爛さに、全く参考にはなりませんでしたが、気持ちはとっても高まりました。
ということで、何ひとつイメージが沸かなかったので、
アレンジは加えず、見たまんまで作ってみます。
型紙
見たまんま、袖はフレンチスリーブで作っていきます。
ただ、このティンクがフレンチスリーブの衣装を来ているのは、
- 単に人形の衣装だからなのか、
- それとも海賊の衣装はフレンチスリーブなのか、
無知ゆえ判断がつきません。
無知ついでに、フレンチスリーブの作図方法もわかりません。
と、いうことで、
こちらの動画を参考に、フレンチスリーブの作図をしました。
こんな高っい生地に、黒いマーカーで直接作図してやりました!!!
トップス
裁断後、トルソーにピンで止めました。
デザインに沿うように、
襟ぐり・ 前身頃の中心部分にハサミを入れました。
着用時にベルトでウェストを絞るのをいいことに、ダーツもなにも入れていません。
襟ぐりは見返し、
袖口は三巻処理をすることにしました。
装飾
身頃の前後を縫い合わせる前に、
前身頃の装飾を終らせようと思います。
ボタンをつけました。
等間隔に印をつけたはずなのに、ガッタガタです………。
見頃の前後を縫い合わせます。
襟ぐりと裾部分にレースを叩きました。
ボタンとボタンの間にある線を、何で表現すべきか迷いました。
一瞬、レースを直線に縫い付けようかとも思ったのですが、
ヘタリア育ちのわたしはこの部分の装飾を見て、すぐ飾緒だと解釈しました。
ということで、コードをボタンにてきと〜に結びつけていきます。
飾緒の結び方に関しては、やはり無知です!
全てのボタンに紐をつけ終えました。
ボタンの間隔だけでなく、紐の幅や緩みもバラバラです…。
もう気にせず進めていきますw
スカート
スカートはSHIENで、既製品を購入しました。
イメージ通りだったので、1から作成せずにこちらをアレンジしていこうと思います。
実際は、スカートの裾が葉っぱのようにギザギザとした形になっています。
が、めんどくさい&チュールの特性上くるっと裾がめくれ上がってしまうことを懸念し、手を加えないことにしました。
ということで、アレンジする部分は生地を緑に染めるのみとします。
染色
みやこ染のコールダイホット・グリンを使用し、スカートを白から緑に染めていきます。
コールダイホットはナイロンは染まりやすく、ポリエステルは染まりづらい製品です。
結果、
- 緑に染まっている部分
- 白いまま、ほとんど染まっていない部分
これらが混在してしまいました。
どうやらこのスカートは、ポリエステルとナイロン、どちらの生地も使われていたようです。
ただ、全体的に見た感じ、好みの色に染まりました。
てことで、これでオッケーとします
完成
腰には既製品のベルトを巻きました。
実物が手元になく、画像を見て再現した割には、まあまあそれっぽく作れたのではないでしょうか!
最後に、こちらはJakksがライセンス権を得て商品化したドールです。
ウォルトディズニーカンパニー発売の商品でないことに加え、日本未発売の商品です。
故に、この衣装を東京のディズニーパークの仮装期間に着用するのは、グレーだと個人的には感じています。
その上で、好きなデザインの衣装を作ること自体を、堪能しました!
これからも、ライセンス商品の衣装も作っていきたいと思います。