スプブの衣装(カラスダンサー)を手作りしてみる
スプーキー"Boo!"パーレードに出てくるダンサーさん、
通称「カラス嬢」の衣装を作ってみます。
実は、初めてのダンサーさん衣装制作です!
すごく難しくて、ところどころ妥協した点もありますが、
試行錯誤の結果、なんとか形になりました。
洋裁知識のない素人が試行錯誤する様子を書き留めた記事です。
大人のディズニー(パーク)での仮装はハロウィン期間のみ許可されています。
材料
- ラ・メール:ハリのある生地を使いたくこちらを採用
- リアルモアレード:多分本物が使っているのはこの生地っぽい…?
- トゥインクルサテン:使用したのは緑色です
- CDシャンタン:適度にハリがあって縫いやすく、好きな生地です!
- ラメニットシャンタン
- ダイロン:一度ディープブルーを使って失敗し、やり直しましたw
スプーキーBooのカラス嬢衣装の作り方
まずは衣装をじっくり確認します。
カラス嬢がパレードに出ていたのは2019年、今から3年前です。
3年前のデータを頑張って探し出しました。
が、
資料が全く足りない…。
友人にお願いしながら写真をかき集め、
できる限りいろんな方向から衣装を確認しました。
型紙の準備
型紙はいつもこちらのサイトを参考にさせて頂いています。
今回は、トップスとスカートに分けて作りたいと思います。
トップスは、後ろオープンファスナーで着脱予定です。
トップス
「プリンセスドレスⅡ(タイト&ショート)」の型紙を改造しました。
裏地はつけず、裾は切りっぱなしです。
念のため、ほつれ止めにピケを塗りました。
外袖
まっっったく作り方のイメージが沸かなかったので、
まずは小さいサイズの紙を切ったり貼ったりしてみました。
紙を参考に、いきなり生地を裁断してみました。
が、
実は袖山の高さが足りず、
見頃に縫い付けると、肩がぺたーんとしてしまいました…
横着せず、シーチングでトワルを作るべきだった…
失敗から学んでいくとします…。
内袖
内側の袖はレース生地で作ります。
見頃に直接縫い付けてみました。
袖の中はこんな感じ。
装飾
ボタン
ボタンを染色していきます。
オカダヤさんのブログを参考に染めていきました。
骨
今回の最難関でした。
色々試したのですがうまくいかず、妥協の結果、
COSボード(1.5mm)を使用することにしました。
[rakuten:yuzawaya:10158670:detail]
骨の形に切り出し、
ラメニットシャンタン(ムーンライトウェーブニット)をくるみました。
見頃に貼り付け、ラインストーンを接着しました。
ジャボ
首元の装飾をジャボで表現します。
ジャボとは、近世にヨーロッパで用いられていた襞の付いた胸の飾りのことである。
(引用:wikipedia)
タックを入れています。
首元のフリルは市販のものを使用しました。
本物は、オーガンジーでフリルが作られているのですが…
うまくフリルが作れず、市販のもので代用しました…。
マジックテープ着脱です。
ここで、トップスにあわせてみました。
見えてはいけないものが、見えてるーーー!!!
大急ぎでインナーを作りました…。
また、肩ぺたーんがどうしても気になったので、
このタイミングで中にチュールを仕込みました。
仕上げにトップス全体に羽根を貼り付けました。
スカート
左から順に、メタルボアー青、メタルボアー黒、リアルモアレードです。
ほつれ止めに、裾にピケを塗っています。
同じ形のものを合計200枚作りました。
メタルボアーは裁断時に部屋がモケモケになるので注意!
スカートはギャザースカートで作りました。
土台となる長方形の布に縫い付けていきます。
配置は完全にランダムですw
これを4段繰り返します。
腰ベルトを縫い付け、中にゴムを入れます。
こんな感じになりました。
ボリュームが出ていい感じです!
羽の色合いがちょっと物足りなかったので、
骨で使った、ムーンライトウェーブニットの余り布を縫い付けてみました。
完成
目玉の部分は衣装製作の依頼をくれた友人が用意してくれるとのことだったので、
こちらで一旦完成です!
肩のぺたーんもなんとなくマシになり一安心です…。
大急ぎで作ったインナーですが、
トルソーに着せてみるとそんなに違和感がなくひと安心です…。
なんとなく雰囲気が出なかったので、目玉の画像を合成してみました!笑
一気にそれっぽくなった!
骨の立体感や、首のフリルなど、
再現しきれない箇所も多くありましたが、
大好きなパレード衣装、なんとか完成まで漕ぎ着けることができました。
スプブはどの衣装もかわいくて大好き!
はやくダンサーさん復活して…!