ハートの女王 ドレスを作ってみる
ふしぎの国のアリスに登場するヴィラン、ハートの女王の衣装を作ってみました。
赤と黒、そして黄色の切り替えが印象的な衣装です。
洋裁知識のない素人が試行錯誤する様子を書き留めた記事です。
大人のディズニー(パーク)での仮装はハロウィン期間のみ許可されています。
材料
- ベロア
パークで会える女王の衣装を参考に、ベロアを選びました。
初めてベロアを使ったのですが、
生地は伸びるし、縫う時に滑るし…苦戦しました。
- フェイクファーテープ
ドレスの裾をぐるっと一周縫い合わせます。
一反(?)箱ごと購入しました…。
- ローズジャガード
バラの刺繍が入った生地で、落ち着いた黄色で理想の色味でした!
ただ、この生地は既に廃盤だそうです…。
裁断失敗したら終わる…。
ハートの女王の衣装の作り方
型紙
ワンピースの型に、長めのスカートで作成します。
いつも使っている型紙レシピ本はこちら。
が、せっかくなので、原型を操作して作ってみました。
まずは↑の記事で作った原型を、ハトロン紙に写しました。
前身頃
後ろ見頃
仮縫い
仮縫い用のシーチングで、まずは型紙通り縫ってみました。
首元〜胸元と袖ぐりをカットしてみました。
仮縫いで修正した箇所を、型紙に反映させます。
見頃
型紙に沿って生地を裁断しました。
ハートの女王は、左右で使う生地の色が違うので、
間違えないように気をつけます。
使ったベロアがつるっつる滑ってまっすぐ縫えません…。
しつけ糸で仮縫いすることにしました。
それっぽい形になりました!
裏地
見頃と同じ型紙で、裏地用の生地を裁断します。
この時、後々襟をくっつける用に
プラスナップを4箇所仕込みました。
見頃と裏地を中表で縫い、表に返しました。
袖
姫袖用のフリルです。
全円で制作しました。
内側の円の長さと、袖ぐりの長さは同じです。
袖ぐりに、姫袖のフリルを縫い合わせました。
見頃に袖がつきました!
襟
以下のサイトを参考に、フリーハンドで襟の形をつくりました。
裏全面に接着芯を貼り、更にボーンが仕込んであります。
見頃と繋げるため、プラスナップを取り付けました。
これでワンタッチで襟の付け外しができます。
これでショーパレの際も着替えなくてすむ!
スカート
パネル部分
黄色と黒の生地で三角形を作りました。
黄色の生地は、例の廃盤になった生地です。
失敗したら後戻りできません…!
言葉で説明が難しいのですが…
台形に生地を裁断し、三角形に縫い付けます。
三角形に台形を縫い付けると…、
前面部分のパネルが完成しました!
スカート本体
1/8円にカットした生地を縫い合わせ、
8枚ハギのスカートにしました。
なお、パークのグリーティングで会えるハートの女王は6枚ハギでした…
スカート本体と、パネル部分を縫い合わせました。
装飾
パネル部分とスカートの境と、スカートの裾部分に
フェイクファーテープを縫い付けます。
これでスカートの完成です!
完成
見頃+スカートを縫い合わせ、ファスナーをつければ完成です!
装飾自体は少なく、形もシンプルだったものの、
左右対称なデザインで、混乱することも度々ありました。
襟、トルソーだとぴしっと立つのですが、
実際に着用して動くとヘナってきてしまいます…。
ハロウィンまでの時間で改良せねば!